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雑記。

Marshall(マーシャル) DSL5C レビュー

2021年9月18日 更新
Category音楽
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レビューといっても、既に多くの方が詳細書かれているので主観などを。

真空管アンプがある生活

音質がどうのこうのの前に、これに尽きます。このアンプ自体はスタジオにあるMarshall JCM2000そのもののサウンドです(厳密に言うと異なる部分もありますが)。あれが好きならば間違いなく気に入るはずです。それも踏まえて私は購入しました。その上で考えてもみてください。それまではトランジスタ・ソリッドステートのアンプしか無かった自宅に、突如真空管のMarshallがある…これだけで買う理由になります。すぐに買ってください。また、既に真空管アンプを持っている人はそこまでして買わなくても良いかとも思います。

真空管アンプとトランジスタアンプと

これも今さら私が言及する事ではないですが、やはり違いますね。真空管の方がふくよかというか、音の立ち上がりが全然違います。良くも悪くもトランジスタアンプは弾いた瞬間に音が出て、真空管の方はほんのわずかに遅れる感じ。それが良い。一時期バンド練習で定期的にスタジオに行ってましたが、今はそこまで頻繁には行かないので、より一層このアンプのありがたみを感じてます。今まではスタジオに行かないと出せなかったあの音が自宅で出せる。マーベラス。

DSL5Cの良かったところ

このアンプは5Wなのですが、パワーリダクションスイッチで0.5Wまで下げる事が出来ます。これにより、小さな音でも充分ドライヴさせる事が可能です。また、パワーリダクションをオフでもオンでも、なかなかのボリュームが出ます。また、イコライザー以外にもTone Shift、Deepボタンが付いているので、アパート等にお住まいなら、DSL1Cの方が良いかと思います。なお、休日にそこそこの音量を出すと部屋の家具が共鳴します。大げさでなく、通常の住宅(音楽用の部屋ではない)に住んでるのであれば、防振材を敷くべきかと思います。私もAURALEXのGRAMMA V2というのを買います。また、このクラスでセンドリターンが付いています。私は使いませんが、好ポイントではないでしょうか。また、新品購入時、フットスイッチもついてきます。

DSL5Cの良くなかったところ

クリーンチャンネルがあまり歪みません。クランチサウンドが出ないのは残念です。かといって綺麗なクリーンでももちろんないので、ここは考えどころでしょうか。また、リバーブはデジタルのようで、若干ですが取ってつけた感があります。まあ、概ね不満点はありません。

DSL5Cを買って気づいた事

OrangeのCrush15(ソリッドステート)を持ってるのですが、これはこれで改めて良いな、と思いました。それまではトランジスタなんてどれも一緒でしょ…と思ってましたが、反省します。それなりに各メーカーのキャラクターが出ていると思いました。MarshallのMGシリーズは買う事は無いかと思いますが、他社、例えばVOXやFenderのトランジスタアンプは興味が湧いてきています。

結論

このアンプは本当に買ってよかったです。これとBOSSのSD-1やBD-2辺りで、いつまでも音を出し続けたくなる、腕を磨きたくなる、そんなアンプですね。もちろん直結も最&高です。