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雑記。

BOSS TU-3W クロマティック・チューナー 技クラフト レビュー

2021年9月18日 更新
Category音楽
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トゥルーバイパス神話とは

足元に並べるエフェクター・チューナーは好きな順に並べれば良いと思いますが、ある程度のセオリーがあります。


チューナーも、一番前の人もいれば、一番後ろの人もいるようです。ちなみに私は前派。

今から20年程前、エレクトリックギター界では「トゥルーバイパス神話」があったように思います。トゥルーバイパスかバッファードバイパスか、それはいつしか

トゥルーバイパス=GOOD、バッファード=Not Good…

のように独り歩きをはじめ、何でもかんでもトゥルーバイパス、猫も杓子もトゥルーバイパス!売れ行きが良いのはトゥルーバイパス!トゥルーバイパス!トゥルーバイパス!トトトゥルーバイバイバイパス!トトトゥルゥゥゥーバイバイバイパスゥゥ!トトトゥルゥゥゥーバイバイバイバイバイバイパスゥゥゥゥゥゥ!…
のような、とにもかくにも「トゥルーバイパス」がもてはやされた時代が存在していました。

私が初めてトゥルーバイパスを意識したのは、BUDDA(ブッダ)のワウペダルでした。私は当時VOX V847(U.S.A.)を使用していたのですが、音痩せが気になりだし(今ではそれも味だと思います)、BUDDAワウを検討した時期があります。当時はワウペダル程度しか足元に置かなかったので、これで音が太くなるのか?と錯覚していた懐かしき時代です。

KORGか、それ以外か

時は流れ、KORGから「DT-10」が発売。私も買いました。今でこそ生産完了したようですが、発売当時爆発的な人気を誇っていたように思えます。あの堅牢なボディを様々なライブハウスで見かけました。チューナー革命でしたね。しかしこのDT-10もバッファードバイパスでしたね。トゥルーバイパスMODなんてのもあったようです。

KORG PITCHBLACK

その後トゥルーバイパスのチューナー「PITCHBLACK」が登場。私は最前がチューナーというスタイルで演奏していたため、この商品の登場は待ってました、と言わんばかりに即購入。おお、これがトゥルーバイパスなのか、と感動したものです。
※なお、トゥルーバイパスは方式?があるようで、リレー式だとかなんとか…

メインのボード、サブのボード×2に合計3個、PITCHBLACKを用意していたものです。

BOSSの「プレミアムな」バッファ

今回、TU-3Wに興味を持ったのは「バッファ」でした。しかし、これ以上ボードに足したくないし…と思っていたのでうってつけの商品なわけです。いつものように、ダメなら処分すれば…って思ってましたが、バッチリでした。逆にKORGのチューナーはさようならしました。このTU-3Wをバッファードにして(トゥルーバイパスと切り替えることが出来ます)、音を鳴らすと「あれ、俺のギターこんなに良い音だったっけ…」となる事請け合いです。ハリ・コシ・艶が出るとでも言いましょうか。

残念なところ

好みの問題ではありますが、フットスイッチ部分の「技craft」のロゴがどうにも…普通のプレートにしたいですね。

結論

バッファに興味があって、チューナーは最前で使用する方は是非一度お試しするのが良いんではないでしょうか。